スマホの見すぎには要注意!

本日は患者様でみられたケースを一つ紹介していきます!

突然ですが、皆さんはポケモンGOはやったことはありますか?

街中を歩きながらポケモンをゲットしていくというゲームなのですが、以前ご来院された患者様で「ポケモンGOのやり過ぎで右腕がシビれる」という方がいらっしゃいました。

確かに

・長時間、頻繁に下を向いている

・長時間、手にスマホを持った状態を維持している

・動いている中で画面を見るので、眼精疲労による肩こりが起こりやすい

といったように、頸腕症候群になりやすい姿勢・動作が多くありますね!

身体の状態を診させて頂いたところ、右肩が左肩より明らかに前に出ており、首から肩の後ろ部分の筋肉がひどく凝っていました。

まずはマッサージで表面の筋肉をほぐし、そのあとに鍼で深層の筋肉を緩めたところ、痛みがなくなりました。

しびれの症状は改善するまでに1ヶ月ほどかかりましたが、週に1度のペースで施術に来て頂いたので、しっかり改善していきました!

頸腕症候群は、一般的には仕事でデスクワークをよくされる方や、書き物や縫い物などをされる方に多くみられる症状です。

そして、頸腕症候群の中でも現代人に増えてきているのが「ストレートネック」です。

最近ではCMで「スマホっくび」とも言っていましたね!

頸腕症候群とはどういったものなのかと、原因として多くみられる「斜角筋の張り」と「ストレートネック」の改善・予防にもなるセルフケアを紹介していきます。

【頸腕症候群とは?】

首から肩・腕・背中にかけての痛みやコリ、知覚異常(多くは「しびれ感」)といった症状が診られるもので、筋肉の「こり」が神経を圧迫してしまって症状が出るものや、骨の変形(変形性頸椎症頸椎椎間板ヘルニア)や姿勢の変化(猫背・なで肩)によって引き起こされるものもあります。

【斜角筋の張りに対する予防・改善法】

斜角筋ストレッチ

  1. 症状が出ている方と反対側に頭を真横に傾ける
  2. その状態のまま上を向いていく

この状態で20秒キープ。1・2どちらも目一杯いけるところまで傾けましょう。

さらに伸ばしたい方は、上記の状態をキープしたまま、伸ばしている側の手をやや外側の斜め下に伸ばしていきましょう。

【ストレートネックに対する予防】

首のエクササイズ

  1. 座った状態・または立った状態で手を後ろで組む
  2. 組んだ手を後ろに伸ばしていく(肩甲骨を後ろで寄せるイメージ)
  3. そのままの状態で目一杯上を向いて5秒キープ
  4. 顔を戻し手を下ろして力を抜く

これを10回繰り返します。

このストレッチ・エクササイズは場所や時間をあまり取らず、デスクワークの合間にも出来るものなので、1時間ごとにこまめにやるのが理想的です!

ただ、この他にも姿勢の問題やストレスなど、様々な状況が重なって起きている事も多々あるので、マッサージ・姿勢の矯正や鍼灸など、症状の原因をしっかり突き止めて直接アプローチしてあげるのが一番です。

違和感などの症状が出始めたら、まずはご相談ください(^^)