その腰痛放っておいて大丈夫?腰痛の危険度チェック

神田はりきゅう整骨院 楚々です!
今回は多くの方がお悩みになる腰痛ですが、実はその腰痛は危険な腰痛かもしれません。

腰痛は言葉の通り、腰の痛みですが、そもそも痛みには”身体からのサイン”とも捉えられるわけです!

これが何を意味しているかというと腰痛=解剖学や運動学の症状となりがちですが実は違う理由があるかもしれません。
早速みていきましょう。

腰痛の原因は?

実は腰痛の原因を明確に特定する事は難しいです。

このように一つ腰痛をとってみても、原因のわかるもの、原因が特定できないものと分かれ、その中にもさらに分類があります。
また画像上異変が見られたとしても、痛みの原因がそれだけに止まらないというのも腰痛の難しいところです。

ただし!原因を特定できない=どうすることもできないということを意味しているわけではありません。
非特異的(性)腰痛の場合には、関節、靭帯、筋肉、神経などに原因があるとされていますが、原因を特定するには、腰のある箇所の神経に麻痺(感覚を鈍らせて)させて痛みが取れるかどうかを確認する検査などを何か所も行う必要があるため、原因の特定がむずかしいという事です。

つまりは原因を特定する事が難しい中で痛みに関係のある所を改善し、痛みを改善していく事が重要です。

あなたの腰痛の危険度は?

先程の画像の中で注意すべきは「内臓の疾患による痛み」「脊椎の病気」です。
なぜなら一刻を争う場合もあるからです。

そこで簡単ではありますが、腰痛の危険度を画像にまとめて見ました。

危険度の高い腰痛

・じっとしていても痛む
・動作に関係なく痛む
・痛みが日を追うごとにかなり悪化していく
・尿や便に異常がある
これらの症状がある場合には注意が必要です。

短期間で背中の丸まりが強くなった

ご年齢や仕事の負荷などにもよりますが、短期間で腰が曲がってきている場合にはもしかすると「圧迫骨折」や「骨粗鬆症」などの疑いも考えられます。
特に50代を過ぎていて、短期間で腰が丸くなり、腰痛を伴っている場合には注意が必要です。

足の痺れを伴う腰痛

お尻から下、太もも、すね、ふくらはぎなどに痺れを伴う腰痛にも長期的に考えると注意が必要です。
急を要さない場合も多いですが、悪化していくと日常生活に支障が出る場合もございます。
代表的な疾患としては、「腰部ヘルニア」「脊柱管狭窄症」などがよく知られています。

痺れの症状は人それぞれでみるみる症状が悪化していく方もいれば、年単位で症状を抱えている方もいます。

動作に伴う腰痛

実際の所一番多いのはこの腰痛です。
グラフでいうところの『非特異性(的)腰痛』に含まれます。

多くの場合がレントゲンでは異常が見られない、内科的疾患もない腰痛ですが、その多くは動作に伴ったものが多いです。
例えば長時間のデスクワークで腰が痛む、立ち上がりの時に痛む、床にあるものを拾おうとしたら痛むなど。

この場合の腰痛は関節や靱帯、筋肉などで痛む事が多いのですが、実際に問題がある所が腰意外にある事もほとんどです。

例えば、股関節の硬さを理由に腰が過剰に動いてしまうなど。

気がつかぬうちに腰に負担がかかってしまっている事が多く、腰の痛みのコントロールとそこにかかる負担を減らしていく事が重要です。

腰痛を改善するために大切な事

腰痛を改善するために大切な事は以下の通りです。

1)問診

まずは問診が大切です。(当院ではそう考えています!)
患者様の腰痛を”腰痛”としてみるのではなく、なぜ腰痛が起きたのか?を考える事が重要です。
そのためには生活背景、仕事で多い姿勢、時には睡眠時間、食習慣なども加味して問診を行います。

2)検査
徒手検査といって、病院などの画像診断とは異なりますが患者様の身体を動かしたり、触りながら腰痛の原因を考えます。また姿勢評価や動作の確認なども行います。

この徒手検査には、施術を進めていく上で必要な情報を集める事と、重要な何か(例えば神経痛なのか、筋肉による痛みなのかなど)を分けるためにも使用します。

3)施術

ここで初めて施術を行います。
先程あげたように、稀に内科的な疾患による腰痛もあるため、ここまでの流れが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
腰痛でお悩みの方の何か参考になれれば幸いです。

病院での検査は意味のないものではなく、病院の検査では問題がなかったからこそ、整骨院や鍼灸院での施術を行えるという考え方もできます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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