自律神経ってなに?

本日は自律神経についてお話ししようと思います!

 

皆さんは自律神経と聞いて何を思い浮かべますか?

 

ストレス、不眠、暴飲暴食 etc…

 

最近はテレビで取り上げられることも多いのでよく目にすると思いますが、今回は「自律神経と何か?」「自律神経が乱れる(交感神経が優位になる)とどうなるか?」を中心にお話ししていきます!

   

自律神経には大きく分けて『交感神経』『副交感神経』の二種類の神経があり、これらが相互に働いて存在しています。

 

この2つの神経はしばしば『ブレーキ』『アクセル』に例えられます。

 

交感神経は活動時に活発に働き(=アクセル)、副交感神経はリラックス時によく働きます(=ブレーキ)

 

では、この二つの神経についてもう少し紹介していきます!

 

<交感神経>

 

この神経は「闘争か逃走(fight or flight)」の反応を起こす際に働くと言われ、緊急反応で働くことが多くあります。

 

例えば、

・試合前で興奮している時

・人前でのプレゼンなど緊張する場面

・身の危険にさらされ自分の身体を守る・逃走する時

 

などの際に、交感神経がよく働くとされています。

 

交感神経が優位になっている際の反応は、

・呼吸数は上がる

・心拍数の上昇

・骨格筋(体を動かす・姿勢を保つ時に使う筋肉)の緊張

 

といった状態になります。

 

まさに戦うか逃げるかを選択するような状態です。

   

<副交感神経>

副交感神経が働いている(優位になっている)状態では、身体の力が抜けている、いわゆるリラックス出来ている状態となります。

 

一般的には夜寝ている時に働くと言われていて、交感神経が優位であると寝れない、寝つきが悪いなどとよく言われるのではないでしょうか?

 

その他では、呼吸と関係の深い横隔膜を支配する迷走神経、顔と関わりの深い三叉神経、舌の働きと深い舌咽神経などが関与します。

 

呼吸、表情、言語と関わりの深いこれらの神経が活発になるのはあくまで副交感神経であるので、安全な環境下では副交感神経が働く事が考えられます。

 

このように、一般的には交感神経が優位になってしまうことで身体に様々な症状が出てくることが多いと言われています。

   

【自律神経はどういう時に乱れるの?】

自律神経の乱れの原因は様々ありますが、その中でも昔に比べて現代の生活では、交感神経優位になってしまう原因が至る所に隠れています。

 

・仕事や学校での人間関係、オーバーワーク

 人間関係や仕事のしすぎによるストレスは、交感神経をとても活発に働かせてしまいます。

特に日本人は、世界的にも人間関係や仕事に対してストレスを感じることが多いという研究が多数あります。

 

・スマホの普及

 現代では、10代~60代の仕事や学校に行っている人は1日の中でスマホやパソコンを一度も見ないということはほとんど無いのではないでしょうか?

スマートフォンやPCから発せられるブルーライトが目から入ると、覚醒状態になり交感神経優位になってしまいます。

 

・添加物の多い食事

 近所にコンビニがあるのが当たり前になったことでとても便利になった反面、添加物の多く含まれた食事が身近になってしまったことも事実です。

また、超加工食品(スナック菓子、インスタント食品、冷凍食品など)と言われる5種類以上の材料を含み工業的に生産された食品も影響があると言われています。

食事についてはまた他の機会で詳しく紹介しますね!

   

交感神経優位の体になってしまうことで、

・1日の疲れがうまく取れない、睡眠をとっても前日の疲れが残ってしまう

・慢性的な身体の不調(肩こり・腰痛、冷え性、むくみ、不眠 etc…)が出る

・免疫力が下がり、体調を崩しやすくなる。

という症状が出てきてしまう可能性が高くなります。

 

また、季節や時期などによっても自律神経に影響が出てきます。

 

特に冬や季節の変わり目に乱れがちになってしまうのですが、寒い時期になると、屋外では体温を上げるために筋肉を無意識にふるわせたり、血流を促進するために交感神経優位になります。

 

春や秋などの季節の変わり目も寒暖差や気圧の変化などの影響により交感神経と副交感神経の調節が激しく起こることで次第に調節できなくなってきてしまい、身体の不調が出てきてしまいます。

 

自律神経は交感神経と副交感神経、この2つの神経のバランスがとても重要になります!

 

ご自身で調整するのは難しい神経ではありますが、簡単な事からやれるといいですね。

 

寝る前はスマホをみない、お風呂につかる、身体によい食事を心がけるなどできる事から始めましょう!

   

また、自律神経を整えるには呼吸もとても大切です。

 

ここで紹介すると長くなり過ぎてしまうので、「当院ではどのように自律神経の乱れに対しての鍼灸施術するのか」「鍼灸をすると自律神経にどういう影響があるのか」と合わせて次回紹介していきます!

 

ちなみに当院では、自律神経への施術は『鍼灸(60分コース)』が一番ご好評をいただいております?

   

神田はりきゅう整骨院 楚々では、自律神経の調整・日常生活やセルフケアの指導などを行っております。

 

神田地域で自律神経の症状にお悩みの方は、当院にお気軽にご相談ください!

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