その腰痛、もしかしたら違う原因かも?~反り腰と腰痛の関係~

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腰痛にお悩みの方は多く、当院に来院される方でも腰痛の方は数多く来院されます。

 

本日は、日々施術をしている中で腰痛に関して誤った認識が多く見受けられるので、どういった誤認識が多いのか?なぜ間違った認識になってしまうのか?などについてお話していきます!

 

普段施術で患者さんとお話ししていると、
『腰痛=反り腰』
この認識がすごく浸透している様に感じます。

というのも、腰痛で来院される方は

「私反り腰で・・」
とお話される方がとても多いのです。

確かに反り腰は腰の痛みになる可能性があります。しかし、必ずしも反り腰が腰痛の原因になるというわけではありません。

意外に思うかもしれませんが、腰自体の骨や関節が原因で腰痛の症状が出てしまっている方は全体の10%ちょっとしかいないんです。

そもそも腰痛になる原因も、反り腰を作る原因もたくさんあります。

腰に近い股関節まわりの硬さだけでなく、肩甲骨まわりや首や足首までもが原因になることもあり、実際に身体を診てみると反り腰でない方もいらっしゃいます。

ですから「反り腰だから!」とすぐに結びつけるのは少し待って下さい!

そもそも腰と呼ばれる部位には「腰椎」と呼ばれる背骨がありますが、この腰椎は本来少し反っているのが基本なので、誰しもが多少の反りがあるんです。

骨や関節の形状から腰椎は身体を反らせたり、前に曲げたりと言うような動きを得意とします。

その中でもちろん腰椎も上下には他の骨と関節を作る為それらに影響を受けながら存在しています。

なので、前述の通り骨盤や腰の上の背骨(胸椎)はもちろんですが、股関節、膝関節、足首、肋骨、鎖骨、首・・などと複数からの影響を考えなくてはいけません。

また、東洋医学的な考え方としては腰は腎の府と呼ばれ、東洋医学でいう「腎」という場所が原因になることが多くあります。

腎は主に生命力を司ると言われており、加齢やストレスの影響も多く受けます。

これを腰が反っているから痛いというのはなかなか決めることはできません。

そもそもの腰に負担をかけている身体のなぜを考えなくてはいけません。

もっと細かく言うと本当に反り腰なのかを見極めないといけません。

ですのでお話をまとめると・・
・本当に反り腰ですか?
・腰に負担をかけている場所を探しましょう

という事です。

当院では、腰の痛みでご来院された方の痛いところだけ施術して終わり、ということはほとんどありません。

痛みの出た経緯や生活習慣などをしっかりお伺いした上で、全身のバランスや筋肉の硬さを診させて頂き西洋医学と東洋医学の両面からお身体の状態を正確に把握していきます。

これらを考慮して施術することにより、さまざまな腰痛に対して症状への緩和が期待でき、一人一人の生活の望む所に近づくことができます。

腰痛でお困りの方はぜひ一度神田はりきゅう整骨院楚々までご相談下さい!